FIAにもの申す!

はじめに

この文章は個人的な意見であり,独断と偏見により大変偏った内容である可能性のある事を述べておきます.
あくまで,私の意見であるので真実ではないかもしれません.
「明らかに事実とは違う」という様な部分がございましたら,ご指摘していただければ確認の上で修正いたします.
なお,見解の相違・反論などに対しては,文章の変更・修正は致しませんので悪しからず.

 05年度のF1世界選手権第9戦アメリカGPで,その事件は起きました. 多くの方がご存知だと思いますが,あらましを説明しておこうと思います. フリー走行で起こったパンクによる事故の原因について, タイヤ供給元のミシュランは自らタイヤの欠陥が事故の原因である可能性を認め, 危険性を考慮した上で違うスペックのタイヤを使用出来るようにFIAにそれを求めたそうですが, 拒否されたそうです. さらにそれが駄目ならばと, スピードが出過ぎないようにコースにシケインを追加するよう要請したそうですが, それも拒否されたそうです. 結局,レースを行うには危険ということで,ミシュランタイヤを使用する全チームが, フォーメーションラップ後に全車ピットイン,そのまま自主的にリタイア, レースのボイコットという形になってしまいました.

 ここで述べておきますが,私はミシュランおよびミシュランタイヤ使用チームを支持しています. と言うよりも,FIAを不支持と言ったほうが正確かもしれません. その理由を含めて,今回の事件について検証していきましょう. もう一度述べておきますが,この文章は私の個人的な意見であり, 内容が偏っている可能性があります.

 まず,一番はじめの段階でタイヤに欠陥(もしくはその可能性)がありました. これに関しては,明らかにミシュランに落ち度がありました. タイヤが事故の原因である可能性を認めてますので,これに関しては間違いありません.
 タイヤが欠陥品の可能性がある以上,ドライバーの生命の安全を保証できかねるという事で, その旨を供給先の各チームに通達し,またFIAには他のスペックのタイヤの使用許可を求めたそうです. 良識ある者であれば,誰であってもこのような行動をとると思います.
 しかし,重要なのはここからで,FIAはこの申し出を拒否しました. これは,予選から本戦まで1セットのみのタイヤを使用しなければならないというレギュレーションと, ブリジストンタイヤを使用するチームに対しての公平性を意識したものだと思われます. これに関しては,ある程度理解できる事ではないかとも思えます.
 しかし,このままではミシュランタイヤを使用するチーム・マシンはレースを行えません. そこで,おそらく譲歩案としてだと思われますが,シケインの増設が提案されました.
 ところが,こともあろうにFIAはこの提案さえも拒否しました. これでは,ミシュラン勢にレースをするなと言っているようなものです. まったくFIAは何を考えているのでしょうか. こんな馬鹿な話はありません. そして,実際に始まったレースでは,全10チーム20台中の, ミシュランタイヤを使用している7チーム14台がレースをボイコットするという, なんともやりきれない結果になってしまいました.
 今回の事件,ドライバーの生命に関わる事態でもありますので, 超法規的措置をとる事も考えられたでしょう. 具体的には,タイヤの変更を許可した上で, ミシュラン勢の予選順位を繰り下げるといった方法を考える事が出来ると思います. 考えれば,他にも方法はたくさんあったでしょう.
 そして,それらよりもなによりも, レースを観に来てくれている観客およびテレビ観戦してくれている視聴者を完全に馬鹿にしています. 観客を馬鹿にするというのは,主催者にはあるまじき行為で,最も恥ずべき行為です (ただ,コース内に物を投げ込んだ人間がいたのはまことに残念であり, あのような危険極まりない行為は,FIAの行為よりも恥ずべき, ヒトとしてやってはならない行為だと思います). さらに加えると,放送権を持っている放送局に対しては, 損害賠償問題に発展してもおかしくないとさえ思えます.
 今回の事件に関して言えば,FIAの裁量は最悪であったと思います. こんな事件は二度と起こって欲しくありませんし, FIAには十分に反省してもらいたいと思います. 今後はこのような事件が起こらないように, FIAは現場サイドと話し合いの場を持つべきだと考えます. ともかく,なんとも残念な事件でした.


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